最近、HMB配合のサプリメントが流行っていますね。
商品の販売ページを見るといかにも細マッチョになれそうな感じで煽ってきます。
しかーしですよ、これで楽して細マッチョになれるのであれば、高い金額出してコミットする必要はないわけです。
ただHMBに効果がないと言っているわけではなく、むしろ正しく摂取すれば効果はあります。
というのも、もともとはアメリカから日本に入ってきたHMBですが、様々な研究が行われており、その効果が広く認められている成分なんです。
ちゃんと効果が認められている成分なので、かんたんにかっこいい身体が手に入るようなイメージをさせるような販売ページは正直もったいないなって思います。
そもそもHMBってどういう成分なの?
HMBとはかんたんに言うとアミノ酸から生成される物質です。
だからプロテインからも摂取できますし、肉や魚からも摂取できます。
ただ問題になってくるのがその量ですね。
たんぱく質を構成するアミノ酸の中にロイシンという成分があるのですが、これを分解してできるのがHMBという成分です。
このHMBは摂取したロイシンのたったの5%しかできないんです。
1日に摂取するHMBの最適な量である3gを摂取するためには、ロイシンを60g摂る必要があります。
たんぱく質が分解されるとペプチドになり、そこから分解されたものがアミノ酸です。
そのアミノ酸の1種がロイシンなので、HMBを1日3g摂取するのは途方もないことだというのがお分かりいただけるかと思います。
ちなみにHMB3gはプロテイン20杯分に相当するみたいですね。
お肉だと何キロも食べなければいけない計算になります。
それはさすがに量的にもコスト的にも無理がありますよね。
だからサプリメントで摂った方が圧倒的に楽なんですね。
HMBはただのサプリメント
よく「プロテイン飲むとムキムキになるから飲みたくない」って人がいます。
これは結論から言うと全くの誤解です。
プロテインを日本語に訳するとたんぱく質。
そうプロテインパウダーやサプリはただの高たんぱく質食品なんです。
例えば、鶏むね肉は高たんぱく、低脂質、低カロリーですが食べただけでムキムキにはなりませんよね。
それと同じでプロテインは飲んだだけではムキムキにならないのは理解できるかと思います。
もちろんHMBもアミノ酸の一種であるロイシンが分解されてできる成分なので、飲んだだけではムキムキにはなりません。
やっぱり細マッチョでもマッチョを目指すにしても、筋肉をつけて脂肪を落としたかっこいい体にしたいのであれば、多少は筋トレも必要になってきます。
筋トレ後に飲むサプリとしてはHMBは優れたサプリメントであることには違いありません。
結論としては、楽して細マッチョになりたいという人にはHMBでは効果を感じることはほとんどないでしょう。
逆にこれから運動をしながらボディメイクをしたいという人にはおすすめのサプリメントだと思います。